🎙 ポッドキャストで聴く(本人声・約15分)

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今日は、ちょっと痛い記事です。

僕がいまやっている 21個のプロダクト を、ぜんぶまとめて辛口で殴ってもらいました。殴り役は人間ではなく、マルチエージェント。一つひとつを実際にブラウザで開いて、たった一つのものさしで採点させました。

それ、本当に使いますか。お金、払いますか。また戻ってきますか。

甘く褒めても意味がないので、二段構えにしました。まず辛口でレビューするエージェント。次に「それ本当に致命傷? ただの難癖?」と疑ってかかり、枝葉を切り落とすエージェント。残った"本物の傷"だけを集めています。

結果:A評価はゼロだった

グレード
A(今すぐ使い続けたい)0
B(もう使われる水準に近い)4
C(一度試すだけで終わる)12
D(使う理由がない / 入口が死んでいる)5

正直、応えました。でもこれが今の実力です。盛らずに、そのまま出します。

結論3つ

  1. 「作る」は終わっていて、「使われる」で詰まっている。 生成も採点も声クローンも、技術デモとしては本当に動く。でもほぼ全部が「面白い → 一度試す → 戻ってこない」の壁の前で止まっていた。
  2. 致命傷は3系統に集約された。 ①入口が物理的に死んでいる、②最初の画面が顧客でなく開発者/API向けで人間が誤解して帰る、③サービスの中身が空っぽ。
  3. 収益に直結する小さな工事が放置されている。 決済を有効にするだけ、ドメインを一本つなぐだけ、数字を一か所そろえるだけ。新機能はいらない。壊れた入口を直すだけで0→1になるものがいくつもあった。

死因の解剖

死因① 入口が物理的に死んでいる(5本・最重)

  • chatbuy — 「言えば買える」のに、買う本体(ローカルアプリ)の入手方法がトップに無い。押しても接続エラーで100%死ぬ。
  • Kata — 全ページがBasic認証で、外から読めるページが一枚も無い。入口が物理的に存在しない。
  • modoru — 「戻れる証明」を売る復元検証サービスなのに、お客さんに渡るドメインが名前解決から落ちて開かない。最大級の自己矛盾。
  • ポン / 商標まる — どちらも決済が止まっている。ポンは購入ボタンで503。商標まるは診断品質も特商法も返金も整っているのに、肝心の決済が「準備中」で塞がっている。一番いいところで買えない。

共通するのは、どれだけ中身が良くても入口が開かなければユーザー数は構造的にゼロということ。そして救いは、直すコストが最小(数字一つ・ドメイン一本・シークレット一つ)。ここが一番のお宝。

死因② 最初の画面が開発者向け(4本)

  • MU / wearmu — 一言入れたら30秒で着られるデザインが出て買える神機能があるのに、トップの一言目が「agent-native commerce / get an API key」。買い物に来た人は「自分向けじゃない」と帰る。
  • AdFlow / teai.io / bim.house — 入口がMCP追加コマンドだったり、OpenAI互換訴求が先だったり、いきなり4モード選択で一般人が迷子になったり。

「世界中で使われる」と掲げながら、入口で財布を持った人間を弾いている。MCP対応を売りにした副作用が、人間UXの後回しとして全社的に出ていた。反省点。

死因③ 中身が空っぽ(3本)

  • earn — 動いている参加者ゼロ。ランキング3位が運営者本人。
  • EARTH IQ — 設計マーケットの棚が空で、報酬金額も書いていない。
  • kamishibai.tv — クリエイターが1人=自作自演。

ネットワークの価値は人がいて初めて生まれる。コールドスタート問題に正面から負けていた。

横断パターン(軽め2つ)

  • 価格・お金の条件が見えない/食い違う — bim.houseは価格表・特商法・予約金で3つの数字が全部違う(信頼+法務リスク)。teaiは無料枠が10倍ズレ。数字がブレると「このサービスの数字は全部信用できない」に直結する。
  • 再訪フック/出口が無い — news.xyz・kamishibai.tv・MU・Koeは「一度試すだけ」で終わる。通知・ギフト・お気に入りのどれか一つで「また来る」に変えられる伸びしろ。

プロダクト別・これだけ直せ(一撃)

プロダクトgrade一撃
JiuFlowBH1を「BJJ動画」から「記録×技マップ×世界王者監修」が10秒で立つコピーへ
StayFlowBトップ/料金をJS無しでも読めるSSRに焼き込む
MU transparencyB最上部に「MUとは+商品写真+今すぐ買えるCTA」
akichiB「好きな住所/空き地で試す」入力欄を置く
MU / wearmuC一言目を「一言入れて。30秒で着られる」+入力ボックスに
bim.houseC価格を一つの真実に統一(3面の食い違いを消す)
商標まるC決済を有効化(無理なら購入ボタンを開通先行通知に)
ポンCStripe checkoutの503を直す(secret設定)
Koe (koe.live)C規約/プライバシー/運営主体/料金をフッターに
Koe (voice/me)Cトップを「押すだけで喋る無痛デモ」に
news.xyzC再生直後に「新作を通知」を一つ
AdFlowCデモ直後に「自分のGoogle Adsで提案を見る」read-only導線
teai.ioC無料枠クレジットを全ページで統一
ながいきC初回に「まず1枚撮ってみる」デモ
chatbuyD「アプリを入手」を最優先CTAに+手順明示
KataD認証なしで読める公開LPを1枚
device.houseD結果ページに「🙋これ、ほしい(メール通知)」
earnD「投じるコスト→得るもの」を数字で並置+欲しい特典
modoruCドメインを張り直す(証明書も同時に)
kamishibai.tvC作成完了画面に「ギフトで贈る/共有」の出口
EARTH IQCマーケットに実物シード+報酬の実額を1行

今週やる3手(ROI最大・新規開発ゼロ)

すべて「壊れた入口を直すだけ」。基準は 修正コストの低さ × 収益への直接性

  1. 商標まる:決済を有効化する。 一番完成しているのに収益ゼロ。唯一にして最大のボトルネックが「買えない」こと。
  2. ポン:決済の503を直す。 secret設定だけで直る最小工数。見せて買えない状態は信頼の即死。
  3. modoru:ドメインをつなぐ。 お客さんに渡るURLが100%開かない。「戻れる証明」のドメインが戻ってこない自己矛盾をまず消す。

どれも数分〜数十分の設定作業。MU/JiuFlowのコピー刷新やStayFlowのSSR化は効くが、今週のROIではこの3つに負ける。


作るのは楽しい。新しいものを生むのは得意かもしれない。でも「作った」と「使われる」のあいだには深い谷がある。今日その谷を、21回、正直にのぞき込んだ。

世界に届くものを、仲間と。まずは目の前の壊れた入口を、一つずつ直していく。

※この診断は2026-06-21時点で各プロダクトを実際に巡回して採点したもの。グレードはその時点のスナップショットで、改善すれば変わります。