ローカルAI、ブロックチェーン証明、自律エージェント
最近やっていることの軸が、だんだんはっきりしてきた。
- ローカルLLM — AIをクラウドに依存せず、手元で動かす
- セキュアなデータ — 個人情報や書類を外に出さない
- 存在証明 — ブロックチェーンでドキュメントの真正性を担保する
- 自律エージェント — AIが自分で開発・改善を回す
全部つながっている。「自分が信頼できるものを、自分で作る」ということだ。
ローカルLLMが実用レベルになってきた
最近M4 Maxの128GBメモリのMacを買った。オープンソースのモデルをガンガンローカルで動かしている。
正直、数年前のローカルAIは「動くけど使えない」レベルだった。でも今は違う。Qwen3、Llama 4、Gemma 3あたりのオープンソースモデルが、日常使いに十分な精度を出すようになった。しかもApple Siliconのユニファイドメモリのおかげで、32Bパラメータのモデルが数秒で応答を返す。
これを活かして作ったのが Elio だ。
iPhoneで完全オフラインで動くAIチャットアプリ。データは一切外部に送信しない。App Storeで公開中で、星5.0の評価をもらっている。「圏外でも使える」「こんな小さいモデルでここまで答えられるのか」という反応が嬉しい。
新しくできることがどんどん増えている。 コード生成、要約、翻訳、画像認識。少し前までクラウドAPIに頼らないとできなかったことが、手元のデバイスだけで完結する。これがめちゃくちゃ楽しい。
データはローカルに、証明はブロックチェーンに
ローカルで動かすことのもう一つのメリットは、データが外に出ないこと。
確定申告のレシート、契約書、署名。こういう個人データをクラウドに預けることに抵抗がある人は多い。僕もそうだ。だから自分で作った。
パシャ — レシート撮るだけで確定申告
レシートをカメラで撮ると、AIがOCRで読み取って自動入力してくれる。データは全部iPhoneのローカルに保存。電子帳簿保存法の全8要件に対応しているので、原本のレシートは捨ててOK。
ポイントはブロックチェーンでの存在証明。レシート画像のハッシュ値をSolanaに記録することで、「この書類はこの日時に確かに存在した」ということを第三者が検証できる。改ざんが不可能になる。
App Store審査中。TestFlightからも使える: 参加リンク
ポン — 電子契約・署名アプリ
クラウドサインの代替として作った電子契約アプリ。契約書をPDFで作成して、iPhoneで署名できる。
こちらもデータはローカル保存が基本。署名済み契約書のハッシュ値をSolanaのMemoプログラムに記録して、存在証明を残す。
格安でリリースしていく予定。まだ途中の部分もあるけど、自分自身で実際に使っている。使いながら改善していくのが一番早い。
TestFlight: 参加リンク
なぜオープンソースにするのか
パシャもポンもElioも、コードベースはオープンにしている。
理由は単純で、信頼できるプロダクトは中身が見えるべきだから。
「このアプリは本当にデータを外部送信していないのか?」という疑問に、「コードを読んでください」と答えられる。これが一番の信頼担保になる。
ローカルAI + ローカルデータ + ブロックチェーン証明 + オープンソース。この組み合わせが、個人のデータ主権を守るプロダクトの形だと思っている。
エージェントによる自律開発
もう一つの軸が、AIエージェントによる自律開発。
Claude Codeと一緒に開発するのが当たり前になった今、次のステップは「指示しなくても動く」こと。4台のVPSにAIエージェント(OpenClaw)を常駐させて、コードの改善、バグ修正、テスト実行を自律的にやらせている。
まだ荒いところはある。でも確実に整ってきた。ユーザーのフィードバックを読んで、改善案を考えて、コードを書いて、テストして、デプロイする。この一連の流れを人間の承認だけで回せる世界が見えてきている。
20以上のプロダクトを一人で回せているのは、この仕組みのおかげだ。
まとめ
やっていることは多いけど、根っこは一つ。
自分が信頼できるものを、自分で作って、オープンにする。
AIはローカルで動かす。データは手元に置く。証明はブロックチェーンに刻む。コードは公開する。開発はエージェントと一緒にやる。
まだ途中のプロダクトもたくさんある。でも自分自身が毎日使っているから、確実に良くなっていく。
よかったらTestFlightから使ってみてください。フィードバックもらえると嬉しいです。
- Elio (ローカルAI): App Store
- パシャ (レシート経費管理): TestFlight
- ポン (電子契約・署名): TestFlight
