欲しいものがある。
作品でも、プロダクトでも、建築でも、ライブラリでも、何でもいい。世の中で使われていて、「これを作った」と自信を持って言えるもの。
Mercariにいた頃、何百万人が使うプロダクトに関わった。でもそれは「チームが作ったもの」だった。enablerDAOを始めてからは自分の手で書いている。でも「これだ」という感覚には、まだ届いていない気がしている。
だから今思っていることは「またやりたい」というよりも——「初めてそれを欲しいと思った」に近い。今初めて、腹の底から欲しいと思っている。
Soluna
「残るものを作りたい」という欲求が具体的になったものの一つが、Solunaだ。
北海道・弟子屈の自然の中に、建築家が設計した宿泊施設を作っている。犬、サウナ、柔術、自然——自分が本当に好きなものだけを組み合わせた場所。ソフトウェアは消えうる。サーバーを止めれば終わる。でも建物は残る。土地は残る。そこで起きた体験の記憶は、人の中に残る。
経歴
- イネブラ — 代表取締役CEO(2024〜)
- 令和トラベル — 社外取締役(2024〜)
- NOT A HOTEL — 共同創業者・元取締役(2018〜2024)
- メルカリ — 取締役 CPO/CINO(2014〜2021)
- サイブリッジ — 共同創業者(2003〜2013)
今作っているもの
- Soluna — 北海道弟子屈の宿泊空間とコミュニティ
- JiuFlow — 柔術テクニックマッピング
- Koe Device — 群衆を楽器にするデバイス
- chatweb.ai — マルチモデルAIチャット
- パシャ — AI OCR経費管理
人と仕事について
以前は「賢くて嫌なやつですら」尊敬していた。能力があれば性格は関係ない、と思っていた。もしかしたら自分もそういう人間だったのかもしれない。
今は違う。一緒にいて楽しいか。いいやつか。正直か。素直か。自分を曝け出せるか。そっちの方がずっと重要だと思うようになった。そしてたぶん、これが正解だ。